5.独自ドメインについて

2020年2月21日初めてのワードプレス

独自ドメインについて、解説します。

ドメインとは?

ドメインはサイトの「住所」にあたるものです。同じものが2つ存在することはありません。

独自のものを使用するには、ドメイン発行会社と契約して新しいものを有料で発行してもらいます(独自ドメイン) 。

ドメイン発行会社 例 

ムームードメインお名前ドットコム、など

登録情報が付帯している

ドメインには、それぞれ登録者の名前や取得時期などの特定情報が付帯されています。ドメインを調査することで、誰が管理しているサイトなのかがわかるようになっています。

多くはドメイン発行会社が代行して管理を行っているという状況で、登録名もその会社名になっているものが多いですが、一部ドメインでは取得者自身の登録が必要なものもあります。

独自ドメインって?

自分で考えた単語を使用して発行するドメインを総称して「独自ドメイン」と呼びます。

無料ブログや無料ホームページサービス、レンタルサーバーなどを利用すると、そのサービス提供会社があらかじめドメインを用意しています。
これは、ブログ運営会社などの独自ドメインと言えます。

(例:アメーバブログを使用した際のドメイン)

(例:ロリポップを契約した際に付与されるドメイン)

無料ブログなどは、あまり意識せずにそのまま用意されたドメインを使ってサイトを運営される人がほとんどです。
これは、特に自分のブログサイトにそこまでオリジナリティを持たせる必要がないからと考えられます。

対して、会社のホームページやネットショップなど、特定サイトのアピールをしたいときや信頼性を持たせたいときは、独自に用意したドメインを使います。

独自ドメインのメリット

下記の理由により、SEO対策にもつながります。

サイトの信頼性アップ

サイトとドメインの統一性があると評価があがる可能性が高い。

何のサイトかドメインから想定しやすい

ユーザー目線で見て、ドメインに使われている単語がサイトに関連するものであれば、信頼材料のひとつとなる可能性が高い。

独自ドメインのデメリット

  • 新規取得だと、信頼性を一から築く必要がある(中古ドメインを購入する場合は、こういった手間が省けることを期待している)
  • ひとつのドメインは年間数百円として、安いからと無計画で取得すると大きな出費になる場合がある。

こちらはデメリットではありませんが、使わない方の理由として下記のことがあります。

  • 有料であること(お金をかけたくない)
  • 使用する際のドメイン設定が難しいと感じていること(とにかく面倒)

独自ドメインを使うまでの設定の流れ

通常、独自ドメインを使用する際の流れを解説します。

例1 独自ドメインを自身のオリジナルサイトに使用する場合。※ショップ作成後に独自ドメイン取得

ロリポップレンタルサーバーで契約、ワードプレスで焼肉通販ショップを作成しましたが、ショップURLがどうにも気に入らないので独自ドメインにしたいと思いつきます。

ロリポップ契約時に設定したドメイン「abc.rolipop.jp」を使用してショップのフォルダ名を「yakiniku」にしているとして、この時点のショップURLは下記です。

1. 独自ドメインの取得

ムームードメインのサイトへ行き、自分で考えた単語でドメインを発行します。こんなドメインを発行しました。

yakiniku-kameyama.net

2. ネームサーバーの設定

ドメインを使用するには、まずネームサーバー設定が必要です。これはドメイン発行会社の管理画面(ユーザーページ)で設定します。
ムームードメインで発行したドメインをロリポップサーバーにあるサイトに使用する場合は、ムームードメインのコントロールパネルへ行き「ドメイン操作」から取得したドメインを選択、「ネームサーバ設定変更」で「ロリポップ!レンタルサーバー」を選択します。(※ロリポップサーバーを使用する場合)

同系列のヘテムルサ-バーを併用していたりする場合は、「ムームードメインのネームサーバ(ムームーDNS)を使用する」という項目を選びます。

3. 独自ドメイン設定 

焼肉ショップURLが下記になりました。

独自ドメインを複数サイトで使う

独自ドメインは、2種類の方法で拡張して使用できます。この方法だと、各サイトにひとつずつ新規ドメインを用意する必要はありません。

サブディレクトリ

ドメインで使用しているサイトの下層に別の サイト を作成します。系列 サイト として構成するイメージ、または サイト をブランドとしてアピールしたいときなど。楽天やアマゾンなど大手ショッピングサイトはこの方法を採用しています。同サイトとして認識される場合が多いことが特徴。

サブドメイン

ドメインの前に単語を追加します。ヤフーやグーグルといったポータルサイトは、この方法を採用しています。別サイトとして認識される場合が多いことが特徴。